圧迫骨折は受傷直後の痛みが
とても強く、
寝返りも出来ない・起き上がることが出来ない
という人が少なくありません。
今までに感じたことのないくらい強い痛みを
誘発することの多い圧迫骨折ですが、
一体どのくらいで治るのでしょうか。
圧迫骨折はどれくらいの期間で治るのか?
まず、圧迫骨折の「骨折部」が治る期間と
「痛み」がなくなる期間というのは
差があります。
骨折部が治るまでの期間
骨折部が治るまで大体3か月ほどかかるといわれるのが
この圧迫骨折の特徴です。
もちろん、交通事故などの受傷により破裂骨折となったり、
骨粗しょう症がかなり進み骨が弱い方だと
もう少しかかる場合がありますが、
基本的に2週間・3週間で骨が形成され始め、
3か月で骨折部の骨の形成が出来上がるといわれます。
痛みが治るまでの期間
圧迫骨折の痛みというのは上記の通り
非常に強い痛みから始まりますから、
痛み自体も長引く印象を持たれるのは確かです。
しかし、悶絶するほどの痛みを抱えていた人でも
2週間も安静にしていると痛みをほとんど感じなくなる
場合も多く、
痛みに関しては一概に「骨折部が治ってくる程度に合わせて
痛みが減る」とは言えません。
痛みの感じ方には人によって差があり、
3日も寝ていれば痛みがとれた気がして
安静期間にまた仕事を始めてしまう人や
安静期間がとれた場合でもまったく起き上がれない、
ストレッチャーなどで移動しないと座って
いられない、などという例もごくまれにあります。
今回は痛みや骨折部に関しての記述に留まりますが、
本来、骨折部や痛みの有無だけでなく、
これらに神経症状(運動麻痺や、感覚麻痺)が絡んできたり、
コルセット装着や不動による体幹の筋力低下も
重なってきます。
それらが回復する期間まで入れると非常に多様になってきますが、
特別な事由がない限り、基本的に骨折部に関しては
「3か月」、
痛みに関しては
「完全安静にしていると痛みは2週間ほどで
だいぶ軽くなることが多い」
といえるでしょう。
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